こんな食生活を続けていると、ビタミン欠乏症の引き金に…
飲酒は適量、食事を摂りながらが鉄則!
飲酒をする人にビタミン欠乏症が多く見られる背景には、
こうしたビタミン吸収を阻害する要因が働くことに加え、
飲みだすと食事を摂らない人が多いことも一因でしょう。
こうした習慣のある人は、潜在的なビタミン欠乏症を
疑ったほうがいい。
お酒も適量飲んでいる分には、体にいい面もあるのです。
100歳近くの長寿の方で少量の晩酌を習慣にしている、
なんてお話をよく聞きますよね。
日本酒で3合以上はヘビードランカーです。
ちなみに重症の脚気やペラグラになるのは5合以上を
毎日10年以上続けている人に発症することが多いようです。
酒の量は人によって違うので一概にはいえません。
それと、お酒を飲むときには必ずつまみなどで
食べ物を一緒にとることも大切です。
脚気やペラグラといったビタミンの欠乏からくる疾患は、
生活習慣で予防できるのがガンなどと違うところです。
お酒を飲む人はビタミン不足に要注意!
ビタミン欠乏状態がアルコール摂取で促進されるのか?
という点において、ある実験をしました。
学生に寿司をつまみにウイスキー200mlを飲んでもらい、
その後6時間かけて血中ビタミンB1濃度を測定。
すると酒を飲んでいない群と比べて、飲酒をした群は
明らかに濃度が下がる結果がでたのです。
寿司の中にもB1が含まれるのに、どうしてこんなことが
起こるのでしょうか。
その後ビールで実験し、尿の中のB1濃度を調べた結果
どうも尿中に排泄されてしまうようなのです。
酒の利尿作用が組織中のB1を血液中に移行させ、
腎臓から尿中排泄量を増加させている可能性があります。
いずれにしても、アルコールがB1に影響することは間違い
ありません。
これは水溶性ビタミンすべてに同じことが言えると思います。