かりん

かりんは、バラ科の果実で、原産地は中国です。
かりんの収穫時期は、10月〜11月です。
日本では全国で栽培されていますが、最も生産量の多い県は、長野県です。

果実は非常に硬く苦いので、生で食べられません。
一般的には、加熱してジャムにしたり、酒に漬けてかりん酒などに
加工します。

ダニは、シャープペンの芯の先ほどの大きさで、小さな隙間にも侵入できます。
また室内や食品戸棚などに住み、カビや人の垢、調味料や粉製品などの食品を餌
にして繁殖します。たんぱく質や旨味成分が含まれる粉製品は、ダニにとって
格好の餌となります。
常温で保管していると、袋の隙間から入り込み、粉製品を餌にして繁殖したと
考えられます。
ダニアレルゲンは熱に強く、加熱調理をしてもアレルギーを防ぐことはできません。
ダニの死がいもアレルゲンとなります。

近年、自宅で作ったお好み焼きやホットケーキを食べた後、
アレルギーを起こす事例が報告されています。
原因を調べると、開封後に常温で長期間保管されたお好み焼き粉などの
粉製品の中に、たくさんのダニがいたことが確認されました。

開封した粉製品の保管方法に要注意!

かりんの選び方と保存方法

全体がムラなく明るい黄色に色ついている物を選びます。
熟すまで、新聞紙などにくるんで常温で保存します。全体が黄色に染まり、
香りが強くなるまで置きましょう。

東京都多摩府中保健所 食品衛生係 『食べ物暦』より

栄養成分

★果糖・食物繊維・ビタミンC・アミグダリンなどの成分が含まれます。
 ジャムなどに加工することで、食物繊維を効果的に摂取することができます。

★アミグダリンは、喉の炎症を抑える効果があり、のど飴などに
 利用されています。

保管方法
開封後は、密閉し、冷蔵庫に入れる
低温だと、ダニは繁殖できないので、冷蔵庫で保管しましょう。


チャック付きポリ袋や密閉容器で密封できたと思っていても、ダニは入口まで
たどり着いていますので、使用時の開閉によってダニが中に侵入してしまいます。
そのあと、冷蔵庫ならダニが侵入しても低温で死んでしまい繁殖しませんが、
常温で保管した場合、袋の中で大繁殖します。