キャベツの豆知識
キャベツは、ヨーロッパの古代ギリシャ・ローマ時代から食べられて
いました。
日本に入ってきたのは、江戸時代と言われています。
日本では、戦後の食の洋風化に伴い生産量が増加しました。
キャベツは、ケールという野菜を原種として品種改良されており、
紫キャベツ・芽キャベツ・黒キャベツ・カリフラワー・ブロッコリーも
キャベツの仲間です。
キャベツには、ビタミンCやビタミンUが多く含まれています。
ビタミンUは、キャベジンとも呼ばれ、胃炎や潰瘍の回復に効果のある
ビタミン様物質です。
食べ方
独特な香りとほろ苦さを楽しむ食べ方は、色々ありますが、
『ふきのとう』といえば、
天ぷらを思い浮かべる方も多いのではないでしょうか。
『ふきのとう』の天ぷらは、低めの温度で揚げるとつぼみが開き、
苦味が和らぐそうです。
また、味噌との相性がよく、細かく刻んだ『ふきのとう』と味噌・調味料を
練り合わせた〈ふき味噌〉も有名です。
多摩府中保険所食品衛生係「食べもの暦』』 より参照
春の訪れを告げてくれる山菜『ふきのとう』
1.ブロッコリー 2.だいこん 3.はくさい 4.レタス 5.こまつな
『ふきのとう』と『ふき』の関係
『ふきのとう』と『ふき』は同じ植物です。
ただし、『ふきのとう』は花序(花の集まり全体)、
『ふき』は葉柄(葉と茎をつないでいる小さな柄)、とそれぞれ別の部位であり、
『ふきのとう』が伸びて『ふき』になるわけではありません。
『ふき』は地下に茎を伸ばし、茎の別々の場所から花と葉を出します。
土の中から花芽として頭を出すのが『ふきのとう』、地上に伸びた葉の柄の部分が普段
私たちが食用としている『ふき』というわけです。
食べものクイズ
ふんわり軽くてみずみずしい春キャベツの美味しい季節がやってきます。
キャベツと同じアブラナ科ではないものは、どれでしょうか?
答え 4.レタス
レタスとキャベツは、葉の丸まった形がよく似ていますが、
キャベツがアブラナ科なのに対して、レタスはキク科です。
花は全く似ていません。
キャベツの花は菜の花にそっくりですが、レタスは、キク科のたんぽぽのような
花を咲かせます。
苦味成分
『ふきのとう』の苦味成分は、新陳代謝を活性化させる働きが強いといわれます。
『春の皿には苦味を盛れ』と言われるように、独特の苦味を持つ山菜には、
冬の間に低下した新陳代謝を促進させる作用があるそうです。
冬眠から覚めた熊は、まず『ふきのとう』を食べるのだとか・・・?!
この季節ならではのほろ苦さを味わえば、身体がすっきり目覚めるのかもしれませんね。